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映画『クソ野郎と美しき世界』感想!Amazonプライムで独占配信中!

どうもiwakoです。

映画を見てきました。

主演は新しい地図というファンサイトを立ち上げた、稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛の3人です。

別にSMAPのファンでもなんでもないんですけど解散はそれなりにショックでしたよ。やっぱ平成アイドルの代表ということで、昔から見てきたからかな。

元SMAPメンバーの3人はこれから先どうなることかと思いましたけどついに映画を公開できるまでに至りました。

タイトルは「クソ野郎と美しき世界」。

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なんとも奇妙で心惹かれるタイトルです。一体クソ野郎とは誰のことなのか、美しき世界とはなんのことなのか。興味がつきません。

最初に公開された内容としては、アクション、ファンタジー、ラブ、それぞれジャンルの違ったストーリーの主役を務め、全てのエピソードは繋がっていて最後に一つのストーリーとして完成するミュージカル、計4本の短編からなるオムニバス映画とのことでした。

こういうオムニバス作品はもう大好物です。ドラクエ6とかね、それまで一つ一つの作品、主役として成り立ってたのが、最後にはみんなが一堂に会するというのは感動的になります。

オムニバス作品の映画というのはさほど珍しいものではないですが、この映画の特徴として4つのストーリーそれぞれに 園子温、山内ケンジ、太田光、児玉裕一と、の4名が監督が勤めるいうことです。

どのれも才能のある人なので期待が大きかったです。特にお笑い芸人である太田光がどんな映画を作り上げるのだろうと気になってました。

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そんなわけで映画館に行くとクソ野郎ポスターが。スタンプラリー的なのをやっているみたいです。

スタンプラリー自体は興味ないですけど、このポスターの写真は撮りたくて近くまで行ったんですけど女性陣がこのスタンプラリーに並んでるんですよ。

人がいなくなるまで待ってました。スマホ構えて待機している怪しいおっさんがそこにいます。

会場内もね、SMAPからのファンが多いのか女性客ばかりでしたよ。と思ったら男性客もちらほら、少し安心して席に座りました。

では4編からなる映画、クソ野郎と美しき世界の感想を書いていきます。ネタバレが含まれているのでご了承ください。

 

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クソ野郎と美しき世界、感想

エピソード1:ピアニストを撃つな!

監督:園子温×稲垣吾郎

園子温と言えば「冷たい熱帯魚」や「愛のむきだし」などグロやエロと得意とする映画監督です。しかし中にコミカルではちゃめちゃな表現を取り入れるなど独特な世界観を表現した作品ばかりです。おそらく好き嫌いは分かれるのではないでしょうか。

稲垣吾郎主演のこの作品にも園子温ワールドは健在です。

内容

天才ピアニストゴロウはバスローブをはおい、優雅にピアノを弾いています。

ゴロウはフジコという女性に会いたかったです。フジコのことばかり考えています。

回想します。

ゴロウのせいでフジコという女性が追われているとのこと。

ある日フジコと街中であって一目惚れ、フジコは「会いたくなったらこれを使って」と打ち上げ花火のようなものを渡します。

それからゴロウはフジコのことばかり考えています。いろんな女性と付き合ってもフジコのことばかり考えます。

我慢できなくなって打ち上げ花火を使いました。

フジコがそれに気づきゴロウの元へ走り出します。その時フジコと付き合っていたマッドドッグというヤクザが後を追います。

ゴロウの元にたどり着いたフジコ、そしてマッドドッグ、ゴロウを押さえつけマッドドックの部下であるジョーがハンマーをゴロウの手に振りかざしたところで終了です。

感想

待つ男、走る女、女の尻を追いかけるマッドドッグ、ただそれだけの話です。

「なんだこりゃ」って人もいるでしょうね。それだけですもん。うんやっぱ人を選ぶ話かもしれません。

まずは稲垣吾郎演じる天才ピアニストゴロウの語りから始まるのですが、ピアノを優雅に弾くゴロウ、バスローブを羽織っているゴロウ・・・この辺は稲垣吾郎らしさがでていてよかったと思います。

「フジコ!」「フジコ!」「ゴロウ-!!」「ゴロウ-!」と待ちながら叫び、走りながら叫ぶ登場人物は一見狂気にも感じますが女の尻を追いかけるヤクザも含めてまっすぐな愛を表現しているのではないでしょうか。

見所は胸の谷間を見せて露出度の高い服を着て街中を走り回るインパクトはすごかったですね。エロスティックなシーンもありアクションも派手で、出だしの作品としてはよかったのではないでしょうか。

キャラクター性で言えば、マッドドッグこと大門と部下のジョーです。大門は人並み外れた嗅覚の持ち主なのでフジコがどこに行っても匂いでわかるという設定、その部下であるジョーは殴ろうとしたら人の痛みが分かってしまうので殴れなかったり、全体的に狂気じみていた作品ですが要所要所でコミカルな面も見れて面白かったです。

エピソード2:慎吾ちゃんと歌喰いの巻

監督:山内ケンジ×香取慎吾

山内ケンジはCMディレクターでもあり、岸田國士戯曲賞という賞を受賞するなど演劇の世界でも活躍しています。

そんな山内ケンジはぶっ飛んだ発想力と会話のテンポの良さが魅力的です。ソフトバンクのCMなど数多くのCMを手がけてきました。

 内容

ちまたでは歌が急に歌えなくなっている歌手がたくさんいるとがニュースになっていました。

アーティストの香取慎吾は壁に絵を描いたことで事情聴取されました。刑事には、外では絵ではなくて歌で自分を表現すればいいのではないかと言われました。

香取慎吾は外で歌おうとしますけれど歌えません。声、もとい歌がでてこない。その時近くで少女が倒れたので看病のために家に連れて帰りました。

その少女の正体は「歌喰い」と言い、歌を食べ過ぎたので倒れたと言います。慎吾の歌も食べたので歌えなくなっていたのです。

そこで歌喰いは言います。自分のうんちを食べれば歌がまた歌えるようになると。

慎吾はトイレに駆け込み、かすかに歌が聞こえるうんちを発見しました。しかしそれは、自分のものではなく、尾乃崎紀世彦という歌手の歌でした。

その後、歌が歌えなくなっていた歌手、尾乃崎紀世彦にうんちを持っていって食べさせたら歌が歌えるようになりました。

歌喰いはもう翌日にしかうんちが出ないと言ったので翌日便器の中を覗いたら七色のうんちがしてありました。

感想

文字通りの糞ストーリーでした。歌喰い役の中島セナは可愛かったんですけどまさかうんちをださせるとは・・・。

香取慎吾はプライベートでも絵を描くのでここでもらしさを感じました。まじめな顔して「うんこしたのに流してないの?」には会場も笑っていました。歌が歌えなくて困っているシリアスな状況なのにそういうシュールな笑いに関しては香取慎吾が一番適役かもしれません。

この話はあれですね、今、元SMAPの3人が直面している問題をテーマにしているともとれます。3人はもうSMAP時代の歌は歌えないわけですから。

個人的には微妙かなと思いました。いや歌喰いという設定はいいんですけど、最初にファンタジーと銘打っていたのでファンタジーならファンタジーでもうちょっとがっつりファンタジーやってもよかったんじゃないですかね。

うんちのせいでファンタジーらしさが薄れているような気がします。

エピソード3:光へ、航る

監督:太田光×草薙剛

普段はお笑い芸人として活動している太田光。

太田光が映画監督をしたことあるのは知ってましたけど実際に監督した作品を見るのは初めてです。

過激な発言やボケ、時事ネタを得意としていますけど、映画ではどう生かされているのでしょう。

内容

草彅剛演じるオサムは家族をほったらかして汚い商売で荒稼ぎするクソ野郎です。

妻の祐子は息子の航(わたる)に「パパのようには絶対ならない」とキャッチボールをしながら誓いを立てていました。

航が事故で亡くなったことから祐子と息子の右腕を探す旅が始まりました。

航の右腕は知らない子供に移植したと言うのです。

「航の一部は子宮で繋がっているからどこにいてもわかる」と、祐子の感で北に向かった2人ですが、移植手術した子供が沖縄で行方不明になったというニュースを聞き、2人は真逆の沖縄に向かいました。

沖縄につき、あてもなく探していましたけど行方が分からずオサムはあるところに電話をしました。

場所はとある倉庫、女の子が誘拐されていました。オサムはその子を助け出して誘拐犯の指を切り落としました。

オサムと祐子は女の子が航の右腕を移植手術した子供だと確信しました。

女の子は助けてくれたオサムに「おじさんのように人を助けられるようになりたい」と感謝します。

女の子は自分の名前を光(ひかり)と名乗りました。

感想

この作品だけ先の2作品とは毛色が違うと思いました。

先の2作品と比べると、まずは主役名が役者名そのもの(ゴロウ、香取慎吾)に対しこの作品はオサムという架空のキャラクターになっています。

次にオサムのキャラクターですね。他の2作品が主演のキャラクターを考慮したキャラクター設定なのに対し、オサムは草彅剛のほんわかした性格とは対照的で荒々しい気性の性格で、草彅剛はこんな演技もできるんだと感心しました。

冒頭から人の寝込みを襲って殴る蹴るとか怖すぎる。「任侠ヘルパー」のヤクザを思い出しますね。

他はオチの一歩手前で終了しているのにこの作品はオチまでしっかり作っています。

そういう意味では期待を裏切ってくれている(映画の意向に背いている?)ので太田光らしいっちゃらしい作品になっているのではないでしょうか。時事ネタも入っていましたし。

息子の死をきっかけになくなりかけていた夫婦の絆を取り戻す、家族の愛を感じました。

新しい詩

監督:児玉裕一×稲垣吾郎、草薙剛、香取慎吾

児玉裕一は数々のミュージックビデオを手がける映像ディレクターです。

彼の作る作品はどれも美しくてキラキラしていて、まるでパレードのような華やかさがあります。

内容

舞台はクソユニバースというクラブで前の3編にでてきた登場人物が一堂に会します。そこで3編の補完を回想します。

光へ、航る:ゴロウの右手をハンマーで殴ったのではなく、ジョーは怖くて目をつむっていたのでマッドドッグの右手を破壊してしまいました。

光へ、航る:香取慎吾の七色のうんちをレインボーベーグルにして食べて歌えるようになりました。

光へ、航る:オサムが電話で読んだ相手はかつてのヤクザの上司、マッドドックでした。

そして稲垣吾郎はピアノを弾き、香取慎吾は歌って踊り、草彅剛は転がった野球ボールを追いかけて、3人が交差したところで、

「真実とは作り出すものでもなく、ただそこにあるもの。それをどう捉えるか、どう受け止めるか、どう見つめるかは自分次第。 そこから逃げずに向かっていくことで美しい世界が広がるのだ、さあクソ野郎ども真実を見よ!」という言葉とともに物語は幕を閉じます。

感想

ミュージカルでしたね。

さすがミュージックビデオを手がけている監督といいますか、これは3人の新しい歌のPVのようになっています。

香取慎吾が歌を取り戻せたのでで自由に歌って踊っている姿を見ていると元気がもらえます。

ヤクザも歌喰いも小指を切られた誘拐犯も、皆楽しく、皆幸せパッピーエンドって素晴しいですね。

なんというか見終わった後はなんともいえない爽快感が余韻に浸らせてくれました。

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まとめ

面白かった!というより楽しかった!といった方がいいかもしれない映画でした。映画としてみるなら面白いといった方が正しいのかもしれませんが、前編通して見たらいろいろ言いたいことはありますよ。

もう少しエピソード1~3の繋がりが欲しかったですね。というかエピソード4で全員でましたけど厳密には歌喰いの話は他のエピソードと繋がってる描写ないですからね。

あとは・・・そう、制作期間短かったせいで安っぽさが目立ちましたね。

でもそこは演技力でカバーできています。主演の3人はさすがアイドル!その演技力に感服しました。

この作品は3人の新しい旅立ちを表していると思います。

エピソード1ではフジコの愛に応えるゴロウ、これはどこまでいっても愛してる、その愛に答えるというファンと元SMAPの図、エピソード2は言わずもがなSMAP時代の歌を歌えなくなったという意味、エピソード3は失った過去は取り戻すことはできないけれど新しい光を見つけるということ。

そして最後の大団円は仲間がいるからまだまだ歌える、新しい旅立ちを意味しています。

そういうメッセージが込められているのではないかと思います。というかすごく伝わってきました。

挑戦的な映画ですね。

SMAPファンが見るとそういうメッセージも読み取れて心に突き刺さる、そして心動かされるような作品なのではないでしょうか、逆にSMAPファンじゃない人が見た場合は、はちゃめちゃで面白おかしいエンターテイメント作品に仕上がっていると思います。

疲れが吹き飛ぶ楽しさがありました。

最後の締めに関しては賛否両論あると思いますが、僕はミュージカル調の最後、嫌いじゃないです。

すごく3人が生き生きしていて楽しそうです。見ていてこの3人にはこれからも頑張って欲しいと応援したくなりました。

そんな喪失と再生の物語でした。

この映画、86スクリーンという小規模な映画で、しかも2週間限定公開という短い期間ながらもなんと動員数が28万人突破したらしいです!いえーいぱちぱちぱちー。

これはすごいことらしいですよ。大ヒットになるのかな?

そさいてそして!「クソ野郎シリーズ」の映画第二弾が決定しました!!

これからの彼らの活躍に期待したいです。

草彅剛チャンネルから御礼配信。

youtu.be

元SMAPの話。

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