おはようございますこんにちはこんばんはiwakoです。
突然ですが、一度はグリム童話と言うのを聞いたことがあるかと思います。
有名なお話『赤ずきん』や『シンデレラ』がそれに当たりますね。
実はグリム童話というのはドイツのグリム兄弟がドイツの周辺の民話を元に加筆や修正を施し再編集した子供向けの童話集なのです。
民話なので様々なパターンのお話があり、ペロー版、バジレ版などあるように何人もの著者が民話を元に物語を作ったりしています。
今の時代ですと小説やアニメなどのモデルにされることも多いですね。扱いやすいテーマなんでしょうか。
ディズニーではいろんな童話がアニメーション映画化されてますよね。
ということで、それぞれの話には元ネタがあるわけで初版の作品には残酷な描写や悲惨な結末が多かったといいます。また著者によっても若干の内容や結末が変わったりしているので比べてみると面白いですよ。
そんな童話、もとい民話達の真実をお伝えしましょう!
赤ずきんの真実
超ざっくりした、グリム童話赤ずきんのあらすじ
赤ずきんと呼ばれる女の子がおばあちゃんの家に行く途中、狼に騙されて寄り道をしているうちにおばあちゃんが食べられてしまいます。
赤ずきんがおばあちゃんの家に着いたのもつかの間、おばあちゃんに化けた狼に食べられたけど2人なんやかんやで漁師に助け出されます。
赤ずきんは二度と寄り道をしないと心に誓いましたとさ。めでたしめでたし!
様々な逸話
・赤ずきんがおばあちゃんの血をワインとして、おばあちゃんの肉を干し肉として食べてしまうなどグロイおばあちゃんシーン。
・狼が赤ずきんが着ている服を一枚一枚剥いで暖炉に放り込むエロい赤ずきんちゃんシーン。
・赤ずきんが食べられた後に漁師が狼を撃ち殺して赤ずきんは助からないまま終わる。
灰かぶり(シンデレラ)の真実
超ざっくりした、グリム童話灰かぶり(シンデレラ)のあらすじ
シンデレラという名前の女の子は毎日姉達にいじめられていました。
お城で舞踏会が開かれると聞いたシンデレラには着ていくドレスがなかったですけど、出会った魔法使いによって美しいドレス姿になりました。
0時までに帰らないとなんか大変なことになると言われました。
王子との踊りで夢中のシンデレラ。0時の鐘に焦ってガラスの靴を片方落としました。
シンデレラに惚れていた王子はさっそく靴を手がかりにシンデレラを探しました。
ガラスの靴はシンデレラの姉たちには合わなく、シンデレラのみ履けたのでシンデレラだと確信、シンデレラを妃として迎え入れます。終わり。
様々な逸話
・姉たちにガラスの靴が合わなかったので姉は自分の足を切り刻み合うように足のサイズを小さくする。
・シンデレラの結婚式の日にシンデレラは白い鳩に両目をくりぬかれる。
・実は魔女の正体は実の母親、娘であるシンデレラも魔力を有している。
・シンデレラが見たものに呪いをかける。シンデレラは姉たちに呪いをかけ、姉たちはお互いの目に両手を伸ばしお互いに両目をくりぬいた。
ヘンゼルとグレーテルの真実
超ざっくりした、グリム童話ヘンゼルとグレーテルのあらすじ
ヘンゼルとグレーテルという兄弟は母親に捨てられました。
ヘンゼルは家へ帰る道しるべとしてパンくずを道しるべとして道筋に置いていきました。でも鳥にパンを食べられてしまい道に迷ってしまいました。
森の中を兄妹がさまよっているとお菓子の家を見つけ、家を食べましたがその家に住んでいた魔女に捕まりあれやこれやさせられました。
魔女がヘンゼルを食べようとしたところをグレーテルにかまどの中に突き落としてヘンゼルを助け出します。
無事逃げだし家に帰ったらなぜか母親は死んでいたので兄妹と父親で仲良く暮らしました。
様々な逸話
・実は魔女と母親は同一人物だった。
・持たされたパンには毒が仕込んである。
・魔女ではなくやさしいおばあちゃんの家にたどり着いたがそのおばあちゃんをかまどで焼き殺して財宝を奪って逃げる。
・魔女と母親が同一人物だと知っても殺すことに何の躊躇もない、数々の暴言(死ね!殺してやるなど)そんなヘンゼルとグレーテルの残虐性Max。
・作品によってはヘンゼルとグレーテルが家に帰ったら母親は雷に打たれて死ぬ、母親を殺すなどがある。
白雪姫の真実
超ざっくりした、グリム童話白雪姫のあらすじ
白雪姫という王女の継母である王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しいのは誰?」と聞くと白雪姫と答えたのでもう激おこです。
王妃は漁師に白雪姫を殺すよう命じましたけど失敗に終わりました。
白雪姫が生きていると知った王妃は物売りに化け、売り物の腰紐を首に巻きつけ締め上げたり、櫛で刺したりして殺そうとするもそのつど白雪姫と仲の良い7人の小人達に助けられました。
しかし諦めない王妃、こんどはリンゴ売りを装い毒リンゴを食べさせ白雪姫は倒れてしまいました。
ここで通りすがりの王子が倒れた白雪姫をもらいました。
白雪姫の棺を担いだ家来がつまずき倒れた拍子に白雪姫はリンゴのかけらをはき出し生き返ります。
王子は喜び王妃として迎え入れ結ばれました。
様々な逸話
・子人達は白雪姫を殺しに来た殺し屋だった。
・王子が実は死体が大好きな変態とされていた。
・作品によっては白雪姫の後日談として王妃が怒りで発狂して狂い死んだり、怒りで魔法の鏡をたたき割り、その破片に刺さって死んだり、小人達に殺されてしまうなど、どうあがいても絶望的な死が王妃を待ち受けている。
・白雪姫と王子の結婚披露宴で王妃は真っ赤に焼けた靴を履いて死ぬまで踊らされてしまう。
いばら姫(眠れる森の美女)の真実
超ざっくりした、いばら姫(眠れる森の美女)のあらすじ
子供をほしがっていた王妃がおりました。
ある日とあるかえるが「一年以内に娘が生まれるよ」と言い、その通りに女の子を産みました。
祝宴が開かれ、国には13人占女ガいましたが、お皿が12枚しかなかったため12人しか呼ばれませんでした。腹を立てた呼ばれなかった一人は「王女は15才になると同時に糸を巻き取る針のようなやつに刺さって死ぬ」という呪いをかけました。
これはいけないと一人の占女が「いいえ王女は死にません。100年間眠り続けます」と呪いを軽くしました。
呪い通りに王女は15才になり針に刺さって倒れました。その呪いは城中に広がり、城が生えてきた茨によって包み隠されてしまいました。
100年後、ある国の王子が茨の城に訪れたら茨はたちまち王女のところに案内するように道をあけました。
眠っている王女にキスをすると目を覚ましました。
2人は結婚して幸せに暮らしました。
様々な逸話
・後日談として王子の母親は人食いで王女の子供を食べようとする。しかし王子が助けたので王子の母親は気が狂って自殺してしまう。
・王女の父親は眠っている王女を襲い子供を孕ませた。
・王子の母親が人食いで王子と王女、それから2人の子供を食べようとする。
ラプンツェルの真実
超ざっくりした、グリム童話ラプンツェルのあらすじ
あるところに子供のいない夫婦がいました。
ある日妻は身ごもり隣に住む魔女ゴーテルの庭の野菜、ラプンツェルを食べたくなってどうしようもなくなりました。
妻が「ラプンツェルを食べなきゃ死んじゃう」とかわがまま言ったせいで夫は仕方なくラプンツェルを盗んで食べさせました。
また食べたいと言うので夫は盗みにかかろうとすると今度は魔女に見つかってしまい「いくらでも持って行っていいがそのかわり生まれた子供はもらう」と条件をだしました。
やがて女の子が生まれラプンツェルと名付けられたその少女いろいろあって魔女の塔に幽閉されてしまいました。魔女はラプンツェルの長い髪をつたって出入りをしていました。
それを見ていた通りすがりの王子は魔女と同じ方法で塔の中へ入りました。二人は仲良くなりました。
ところがある日魔女に見つかってしまいラプンツェルは荒野に追放される羽目になりました。
何にも知らない王子は事実を知ったとたんもう生きてはいけないと塔の上から身投げをしたけど助かっちゃいました。失明したけど。
数年後、荒野をさまよっていた王子はラプンツェルと再会し抱き合います。ラプンツェルはなんと二人の子供を出産して暮らしていました。
ラプンツェルの涙が王子の目に入ると不思議なことに視力が回復しました。
そして親子ともども幸せに暮らしましたとさ。
様々な逸話
・最後にラプンツェルが子供を授かっていることからもわかるようにたぐいまれなる性描写があった。塔に毎日出入りしていた王子は毎日ラプンツェルとよろしくやっていた。何も知らないラプンツェルはやがて妊娠し「わたし、洋服がきつくなって合わなくなった」というセリフが「おばあさんを引き上げるのは王子様よりずっと重い」というセリフに差し替えられている。
まとめ-本当は恐ろしいグリム童話-
どうでしたでしょうか。
確かに元の民話やグリム童話になる以前の作品では子供達に読ませられる内容ではないかもしれませんね(笑)
どれもグロテスクなものが多いですよね。特にシンデレラは狂気に満ち溢れていると思います。
僕は好きですけどねー、どんな物語にも暗い部分や深い部分があるという感じで。
元のストーリーを知ってしまった後にグリム童話を読むとまた違った見方ができますね。この物語の背景には実はこんなことがあったんだ!って感慨深くなります。
民話というのは古く昔から世界中いろんなとこを経由して伝わっているのでその中でねじれて伝わった部分やいろんな人の手によってアレンジが加えられているんですね。
共通、または似通っている部分があるとすれば『魔女』『王女』『王妃』『王子』『人食い』『王子と王女の結婚』『呪い』『毒』などがキーワードですね。けっこうありますね(笑)
本当の!本当の原点というのは僕にはわかりませんがいろんな想いが詰まった作品たちだと思います。
本当は怖いシリーズです。よかったらこれらもどうぞ。 www.iwako-light.com