前向きなネガティブブログ

30万PV達成!人生の悩みや理不尽な出来事にツッコミを入れたりしてます。あと将来的に本とかだしたい。出版社の人たちカモン!依頼も受け付けております。

   
     

改変童話-太っちょシンデレラの恋(後編)~痩せるまでの物語~-

スポンサーリンク

www.iwako-light.com

こちらの続きです。

 

ダンスパーティにて

翌日ダンスパーティー会場

「うわっ何あれ・・・」
「関取じゃん」
「服ぱつんぱつんじゃない?」
「やべーうははやべー」
「デーブ」


(く・・・来るんじゃなかった)
シンデレラは注目された恥ずかしさよりも怒りで頭の中がいっぱいです。

この会場ごと踏み潰してやろうかしら

そんなことを思いつつ ペアになった男性と踊っています

 

ドスンドスンと音を立てながら つたない足取りで


「シンデブラー頑張ってー!あなたはできる子よ!」
そんな言葉がシンデレラの耳に入りました
長女です いじめていた長女が応援してくれているのです

「ほんとなら私があの場にいるはずなのに なにさ 綺麗なドレス着ちゃってさ」
隣で次女が愚痴っています

姉たちの言葉を聞いたシンデレラは少し気持ちが軽くなりました


「も もういいかな?君さ 場違いだよ」
男性は口に出しました
シンデレラには 目があったときから苦笑いで引き気味でしたけどついに言いやがりました

「その体型でよく来れたね 何?もしかしたら王子と結婚できるとか思ってるわけ?無理に決まってるよね」
この男最低です

「ふんぬぅ!!」
ストレスの限界からか男性を殴ってしまいました
男性は大きく吹っ飛び倒れました


なんだ殴ったぞ!?

ええー!

会場はパニックに


「・・・シンデブラ・・・シンデブラ!」
「だいたいどこで手に入れたのよあんな綺麗なドレス あんなサイズよくあったわね よしダンスパーティーが終わったら問い詰めてやるわ あれ?どうしたのシンデブラ?」
姉たちは慌てふためき

 

「・・・・・」
魔女が物陰から見ていました


「この!僕に向かって!ひっとらえろ!」
殴られた男は言うと
警備員が数人シンデレラを取り押さえにかかりました

 

「待たれよ!」
と なんと王子が近づいてきました

「僕は見ていたよ 彼は彼女に酷いことを言った 殴ったのは彼女の正当防衛さ 彼女は悪くない」


周りがざわつきました

「ごめんよ シンデレラと言ったね よかったら僕と一緒に踊ってくれないかい?」


王子はシンデレラに手を差し伸べました

「・・・でも 私は」
「君がいいんだ!君だから一緒に踊りたいんだ!」
シンデレラの言葉を遮って王子様は強く!それは強くシンデレラの手を握りしめて言いました

 

「・・・はい 分かりました」
シンデレラは王子様に気圧されたのか
それとも恋をしてしまったのか
王子様の手をとり踊り出しました


「ちょっと待って!見た?お姉ちゃん!シンデブラのやつ人殴ってたわよ !退場でしょ退場!しかも何で王子様はあいつと踊ろうとすんの?ねえ何でよ!?おかしいよー!はっ!まさか王子様はデブ専・・・!」
「あんたうるさい」
騒ぐ次女の言葉を長女は一掃しました


会場に音楽が鳴り響き ドスンドスンと足音が鳴り響き シンデレラと王子様は踊り始めました

 

まさか王子はあの太っちょ娘が好きになったのか?
会場の人たちは口々に言います

 

「王子が急にシンデレラを好きになるとかそんなご都合展開ある訳ないでしょー 私が前もって王子の気がシンデレラに向くように操ってただけ いやほんとに・・・保険をかけといて良かった まさか殴るとはね」

会場の影に隠れている魔女はぼそっと言い放ちました

 

私は初めて恋をした

踊りながらシンデレラは感じます
優しい言葉
巨体を支えてくれる太い腕
真っ直ぐ見つめてくれる瞳
包み込んでくるような温もり

何もかも初めてです

今まで優しくされたことなかった
今まで踏み潰してばかりだ
今まで目が合えば逸らされる
こんな温もりを感じたことがない

あったかい

これが本当の恋 リアルな恋

 

「何様のつもりよこのデブ!」
観客の一人は叫びました

「私だって王子様と踊りたいのになんであんたみたいなのがいるのよ!」
別の方向からも


シンデレラと王子には聞こえていました

シンデレラの顔が少し歪みました
「気にしないで踊り続けて 安心して 僕は君だけを見ているから」
シンデレラはその言葉ときめきを隠さずにはいられません


「はい」
シンデレラはうなずきました

 

「そうだ!王子もなんであんなデブと踊るんだ!?」
観客が
「王子は気でも狂ったのか」
観客が
「いやー私の王子様がー!」
観客が
「ドスドスうるせーんだよこのデブ!」
観客が


「何?何が起こってるの?」
「うわわ お姉ちゃんなんか周りが 騒いでるよ。シンデブラはどうでもいいけど・・・これじゃ王子様がかわいそうだよ」
シンデレラの姉たちが


「お前のダンスなんて見たくないぞ!」
観客が
「なんてもん見せんのよ」
観客が

「王子には幻滅した!まさかあんなデブ選ぶなんて」
観客が
「王子様と結婚できないなら2人も殺してやるわ」
ダンスパーティ参加者が
騒ぎだし しまいにはものまで投げつけ始めました
まるで暴動です

 

「うるさーい!!」
大声で叫びました 叫んだのはシンデレラ

 

会場は静まりかえりました

 

隠れて見ていた魔女は ん? と首を傾げました

「シ・・・シンデレラ?」
王子もびっくりしました

 

「うるさいうるさいうるさいんだよどいつもこいつも!」
シンデレラはスーッと息を吐いて


「私は今日!王子様に!恋をした!それは揺るぎない恋!したたかな愛!ドキドキが止まらない!私が一番恋してる!」
観客は黙って聞いています


「私は踊りたい! 見つめ合いたい!結婚・・・したくなったのよ!だから邪魔しないで!王子様との楽しい時間を奪わないで!」

そんなシンデレラのまっすぐな瞳は発光しています 薄白い綺麗な光です

 
「きた!きたきた!覚醒した!愛の力!愛の力で覚醒とかそういうの好きよ母は!
観客を全員黙らせたわ なんて強力な魔法なの!さすが私の子ねー!」

魔女への目覚め

隠れている魔女は そう確信しました


まばゆい光がシンデレラを包み込みます

そして

そして

シンデレラの体型が

みるみる痩せていきます


光が消えました

何事もなかったかのように


「王子・・・様・・・私」
そこには先ほどまでのシンデレラはいませんでした
別人のように痩せていました


「君は・・・いったい・・・」
王子は驚きましたが、それ以上に痩せたシンデレラに見とれていました


シンデレラは自分の異変に気付きました

痩せていること

そして


裸であることに

「きゃあああ!!」

 

シンデレラは絶叫しました 足元を見れば先ほどまで着ていたドレスがずり落ちています。

それもそのはず さっきまでシンデレラはすごく太っていました 当然それにあったドレスを着ていたので 痩せた今 ドレスはダボダボになりそのままストンと床に落ちてしまったのです

慌ててシンデレラは落ちてるドレスを拾い 前を隠し顔を隠し 会場から逃げ出しました


昨日に続けてまたしても裸になったシンデレラ どこまでも逃げました


会場にいたみんなはというと


「あれ?何やってたんだっけ?」

「パーティはどうなったの?」
「・・・途中から記憶が」
ちょっとしたパニックになっています


「ん?これは」
会場の中央に立っている王子はキラリと光る何かを見つけました

ガラスの靴です

王子の足の倍はあろうかという大きな靴が落ちていました


「王子!どうされました?」
王子の側近は声をかけます

 

「誰かは 誰かは分からないんだ だけど確かに誰かはここにいた ほら かすかにまだ温もりが残っている」
王子はガラスの靴をひょいっと拾い上げ言いました


「これはまた 大きな靴ですね しかしこんなサイズを履ける女性などいませんよ」
側近は靴を不思議そうに観察します


「いやいたんだ!さっきまで!一緒に踊ってたんだ!この腕が!心が!そう言っている!」

「そして僕は!この娘に恋をした!」
王子が大声で叫ぶと 会場が静まり返りました


「ダンスパーティはこれにてお開きだ!皆の者!総力をあげてこのガラスの靴を履ける者を探し出せ!!」

f:id:iwatako:20180216221131j:plain

 

シンデレラと王子様

ダンスパーティから3日が経ちました

王子達はガラスの靴を履けるものを探し回り、また王子のもとにも私のガラスの靴よ、いや私のよと体が大きい女性ばかりが集まっています
みんな王子と結婚したい様子です

 

「姉さーん まだあのバカ部屋に閉じこもってるわよ 料理だけ持ってきてくれればいいってさ」
次女が呆れ口調で言いました


「そう 外は大騒ぎだっていうのに あの子にも困ったものね このままだとほんとに他の子に王子様を取られちゃうわね いっそのこと王子様をここに連れて来ましょうか」
長女は窓の外を見ながら言いました


「王子様は各家を回ってるらしいし放っといてもそのうちくるんじゃない?だいたいどうやって他の女たちを押しのけて連れてくるのよ お姉ちゃん」


「魔法 とか?」


「・・・」
「・・・」
流れるような沈黙になりました


「母が帰ってきたわ!!」
玄関の扉を勢いよく開けて母・・・もとい魔女が帰ってきました

2人の娘からはため息がでました


「魔女・・・よくそんなずかずかと私たちの家に入ってこられますね」
長女が魔女を睨みつけました

 

「何?何何?我が家に帰ってきて何が悪いの?
もしかしてまーだ信じてないの?説明したじゃない!母は母だって!」
魔女は言います


「いえ、これだけのことが起こっているのです 魔法の存在は信じます あなたが魔女であること、母親であることにも 私たちに母親の記憶がない理由がはっきりしました」

「ただ 今更帰ってきて何しにきたんですか?シンデレラが今まであの体型でどれだけ苦労したかわかりますか?」
長女は実の母親を睨みつけながら言いました。シンデブラといじめていたくせに。


「結果的に体型が戻ったんだからいいじゃない!まあ引きこもりにも戻ったようだけどね」
魔女は依然お気楽な様子です
長女と次女は依然魔女を睨みつけてます


「ここが愛するシンデレラの家なのかい?」
と 家の扉が開き王子様が現れました


「おおお王子しゃま!!」
次女はびっくりして噛んでしまいました これは恥ずかしい


「・・・魔女 あなたが魔法で連れてきたのですか?」
長女は聞きました

 

「王子が来たのは自分の意志よ 母は群がる女どもを魔法でちょちょーいって排除しただけさね!」
魔女は軽く言いましたが、排除というのがとういう意味なのか 長女は怖くて聞けませんでした


「来た!来たわよ王子様が!早く出てきてシンデレラ!」
次女はドンドンシンデレラの部屋の扉を叩きました。

 

「・・・王子・・・様 私は会わない」

声が聞こえてきました。


「は!?あんた何様のつもりよ ! せっかく王子様が来てくれてるのに!チャンスでしょう!」
次女は激怒します


「可愛らしいお嬢さん 少しいいかな?」
王子様も来ました

「は、はい!」
次女はすぐさまどきます 顔は真っ赤です


「シンデレラ そこにいるのかい? でてきてこのガラスの靴を履いてくれないかい?」

王子は扉の向こう側へ話しかけます。


「・・・人違いではないですか?私はそんなに足のサイズ大きくありません」

 

「いやしかし この家に入ってから胸の高鳴りが止まらないんだ」

王子は胸を押さえつけます

 

「・・・気のせいではありませんか?きっとお疲れなのでしょう」

 

「僕が嫌いなのかい?」

王子様はどうにか開けてくれないかと、懇願するように聞きました


「・・・・」


その瞬間扉が勢いよく開きました。鍵はかかっていましたが魔法でこじあけました。

「母が来たわよ!裸見られたくらいでいつまでしょぼくれてるのシンデレラ!」
空気が読めない母が来ました。

 

シンデレラがそこにはいました。
ご飯を食べていました。
2人前以上はあるかと思うほどのご飯を頬張り、傍らポテトチップスを挟みコーラを飲んで、その目からは大量の涙がこぼれています。

 

「シン・・・デレラなのか?」
王子は痩せているシンデレラの足とガラスの靴のサイズが違うことは明白でしたけど聞かずにはいられません。

 

「王子様・・・王子様」
シンデレラはそう言いながら 泣きながら 食べ続けます。


「ゲホッゲホッ・・・王子様・・・待っていてくださいゲホッ・・・きっと理想の女性になりますから だから待っていてください」
シンデレラは食べ続けます


「シンデレラ!何をしているんだ!」
王子は後ろから抱きつきました


「王子・・・様?私のことを覚えているの・・・ですか?私がシンデレラだと認めてもらうために・・・私は・・・私は・・・」
シンデレラは食べる手をとめ王子の方を向きます。


「覚えて・・・はない だけど知っている!君を知っているんだシンデレラ!その声!その肌!君は確かにあの会場にいた!そして僕と踊った!」

 

暖かい 暖かいなあ


王子の肌の温もりが 心の芯まで温めてくれます


「なぜそこまで信じられるのですか? なぜそんなに暖かいのですか?こんなに姿が違うのに」
シンデレラは涙で顔がぐちょぐちょになりながらも聞きました

 

「それは・・・」
王子は困ったように顔をしかめました


「それはつまりこの母の魔法の効力が消えてなかったということね!」
しばらく見ていた母がついに口を挟みました


「魔法?」
王子が不思議そうに首をかしげます

「ダンスパーティーが始まる直前、私は王子に会って魔法をかけたのよ シンデレラ あなたを好きになる魔法をね」

母は話を続けます


「なぜみんなの頭の中からシンデレラの記憶が消えたか考えたわ きっとあなたが無意識に 自分の記憶をみんなから消し去りたいという思いが魔法となったの」
「そして王子の記憶も消えたけど 私の魔法の力は残っていたから 誰かわからない人に恋をすることになったってわけね」
母は淡々と説明します。

 

そして納得しました。


ああそうだったのか

 

魔法


やっぱり魔法なのか


「魔法の・・・効力はどれくらい?」

シンデレラがぼそりと呟きました。

「魔女の効力は無限よ 私が死なない限り解けないわ」


「・・・・・」
「私は・・・魔法なんかで愛を手に入れたくない・・・こんなのは嘘だ」

シンデレラはうつむきながら言います

 

「じゃあどうするの?母を殺してみる?あなたも魔女になったのよ 邪眼でこの母を操って殺してみなさーい」
母は煽るように・・・しかし楽しそうに言います


「王子様、帰ってください」
シンデレラがそう言うと目が光りました
王子に魔法をかけたのです


「ちょ、ちょっと待ってくれ!さっきから魔法とか魔女とか君達は何を話しているだ!僕は君に会いに来ただけなのに!」
王子様はい帰りません。

 

「何で・・・魔法が効かないのよ 私は魔女になったはずでしょ?」
シンデレラは床にへたりつきました

 

「帰って!帰ってよ!帰れ!帰れ!」
シンデレラは叫び続けます

 

「帰らない!なんだ!嫌いならちゃんとわけを話してくれ!」
王子様はシンデレラの手を握りしめました

 

「ちが・・・だから・・・王子様の気持ちは・・・帰ってよ・・・」
シンデレラは言いたいことが定まらず泣き出してしまいました。

 

「じゃあ私が説明しましょう」
しばらくにやにやしながら見ていた母がそろそろかと言う風に話し始めます

 


「魔女?君達が!?」
一通り話を聞き終わり王子は唖然としていました。


「・・・だからあなたの気持ちは偽物です・・・この魔女のせいで私を好きになっただけだから」
シンデレラは落ち着きました

 

「そう・・・だったのか・・・不可解なことはそういいことか」
王子様は落胆した様子です

 

「理解したなら・・・帰ってください・・・ごめんなさい・・・そして私なんかを好きになってくれてありがとうございました」
シンデレラは言いました

 

「そうか、ならば改めて言おう!好きだ!結婚してくれ!」
王子はシンデレラの両手をガシッと掴みました

 

「は、はぁ!?話・・・聞いてました?私は・・・魔女なんですよ?嫌われる存在です・・・そんなやつと一緒になるのは嫌でしょう!?全国民から非難されてしまいます!」
シンデレラは焦りながら、それでも王子様の目を見て言いました

 

「君が魔女だろうが、たとえ偽物の恋だろうが、今の僕の気持ちは本物だと信じている 全国民を敵に回してでも君が好きなんだ! ・・・君は僕が嫌なのかい?」
王子もシンデレラの目を見て話します


「き・・・嫌いなわけないじゃないですか!でも・・・私は・・・」
シンデレラはしどろもどろです」


「じゃあ・・・いつか母上様より強い魔女になって僕にかかっている!君への!愛情という魔法を消してくれ!!その程度じゃ君のことを好きだという気持ちは変わらないと証明してみせる!」
王子はシンデレラに抱きつきました


「・・・私でいいのですか?」
シンデレラは顔を真っ赤にしながらも答えました

 

「君だからいいんだ 愛してる」
王子はシンデレラにそっと口づけをしました

 

そして

「めでたしめでたし ようやく茶番は終わったようね」
「シンデレラが貴族という後ろ盾を持ったことで魔女の存在を明るみにし、世界に認知させることができるわ」
「これで、これから魔女は闇に生きなくてすむわ」
「ふふふふふ」
魔女が言いました


「いやそんなこと私達の目の前で言わないでほしかったんだけど・・・お母さん・・・それが目的だったわけね」
シンデレラがため息をつきました


「わっ!声にでてたっ!母恥ずかしっ!というか初めてお母さんと呼んでくれたわね!母嬉しっ!」
魔女、もとい母は恥ずかしいやら嬉しいやらで忙しいです。

 

「それなんだが2人とも聞いてほしい、僕はこのシンデレラの大きい靴に合う人と結婚すると言って飛び出した・・・それがどうだろう、痩せた女性と結婚したと言ったらそれこそ非難され王子としての信用をなくしてしまうどころか、シンデレラ、君にまで被害を及ぼすかもしれない」

「だからシンデレラ」

「僕と一緒に国から逃げ出してくれないか」

王子はシンデレラの目を見て言いました

f:id:iwatako:20180216221843j:plain

 

そして・・・

数日後

母なる魔女は落ち込んでいました


「ああ〜、せっかく一国を味方にできると思ったのに〜なんで出て行っちゃうのよー」
泣いていました

 

「うわああん!王子様がでてったよー でてくならシンデレラだけでてってよー!」
次女も泣いていました。

 

「でもあの子たちの決めたことだから仕方ないって私は思うよ」
長女はキッチンに立って包丁をトントントントンたたいています

 

「そうだけど・・・って え?ちょっと待って姉さんが料理してる・・・どういう風のふきまわしよ」
次女が驚きます

 

「実は私も彼にプロポーズされて・・・結婚することになったのよ 料理くらいできるようにならないとね」
長女は少し照れながら言いました

次女は10秒間固まった後、


「くそが!」
高らかに叫びました


とある森

「あははは ここまでくれば誰も追ってはこれないだろうなあ 今頃国は大騒ぎだと思うけど」

 

「勝手にでてきちゃいましたからね 王子様を連れ戻しに・・・くるでしょうか」

 

「くるだろうね でも掴まらければいいだけだ どこか誰も知らないとこで仲良く暮らそう 僕は富や名声より君を選ぶよ」

 

「・・・・」

 

「・・・?嫌かい?」

 

「いえ・・・ただ 私はいつかまた 私の 私達の生まれ育った国に帰りたいと思います そこで2人仲良く暮らしたい 」

 

「しかしそれは・・・」


「これを」
シンデレラはガラスの靴を取り出しました


「私は食べて食べて太ります これから食べて食べて食べて食べて」

 

「あなたが好きになった私に戻ったとき またガラスの靴を履かせてください」


「わかったよ シンデレラ」


「僕は見守ろう いつまでも いつまでも」

 
これはシンデレラが再び太るまでの物語

 

f:id:iwatako:20180216220835j:plain

 

余談-設定等-

シンデレラの改変童話でした。自分で物語を書いてでなんですけど改悪ですねこれは。全国のシンデレラファンに怒られないでしょうか。

太ってるシンデレラが痩せる物語でした。どうやって痩せさすか考えたんですけど結局魔法に頼ってしまいました。

原作と全く違うように思えますけど、シンデレラの初版ではシンデレラは邪眼を持つ魔女だったという設定があるそうです。その初版では邪眼の力で鳥を操り、姉たちの目をくり抜くという残酷なシーンがあります。最初はそのシーンもこの物語に入れようと思ったのですが、シリアスすぎるのでやめました。また、シンデレラにでてくる魔女も、実は母親だという設定もあるみたいです。だから完全にオリジナルなシンデレラというわけではありません。・・・まあ完全に別物ですけど。

シンデレラを太らせた経緯については僕もわかりません。なんでなんでしょう。

ただ一つ言えるのは愛せないシンデレラを考えようと思ってこの話を作り始めました。だから痩せてもどことなく性格悪そうな顔してますし、まあまあなブスです。痩せたら美人という方程式を覆してやったぜ!

次女がところどころ可愛くて好きです。

 

はー、時間かかったなあ-!終わりっ!

 

f:id:iwatako:20180216220913j:plain

 

改変童話シリーズ。こちらもどうぞ。

赤ずきんの改変童話。

www.iwako-light.com

 

ヘンゼルとグレーテルの改変童話。

www.iwako-light.com

 

 白雪姫の改変童話。

www.iwako-light.com