今週はちょっと頭痛がするiwakoです。お酒のせいじゃないよ。
今日は日記です。まあまあ、足を崩して聞いてください。
未成年の飲酒は法律で禁止されています。
法律なんて破るためにあるんだ!なんてかっこいいこと言うつもりはありません。
ですが、僕としては社会人だから羽目を外しすぎずほどほどになら飲ませてもいいのかな?という気持ちもありました。
だって未成年でも家ではお酒飲んでる子もいるんですよ。だめだけど。
だから飲み会で周りが飲んでいるのに飲ませないのはかわいそうかなと。
今日はそんなお話です。
新入社員にお酒を飲ますべきなのか飲まさないのか
今年の4月に新入社員が5人入ってきました。
彼ら彼女らは18、19歳のピチピチな若者です。
つまり未成年、まだまだ成長期、僕もその頃に戻りたいけどもう戻れません、ああ時の流れは残酷だ。
そこで新入生歓迎会をしようという話が ありました。
大工さんが知り合いの店を確保してくれているとのことで、会社でもともと決まっていた飲み会ではないので女性社員が人数集めをします。
僕も声をかけられました。その時初めて歓迎会することを知ったのですが、もちろん了承しました。
さてここからです。
女性社員は専務に「新入社員歓迎会するからお金ください」と進言しました。(もうちょっとマイルドな言い方だったかもしれません。でもだいたいそんな感じ)
専務「歓迎会って居酒屋?」
女性社員「はい」
専務「居酒屋でもいいけどあの子達はまだ未成年だから飲まさないでね」
女性社員「えっでも彼らお酒、家でも飲んでたりするんで」
専務「いやいやもしも何かあったとき会社の責任になっちゃうからダメだよ」
女性社員「私たちがしっかり見ておいてもですか?」
専務「ダメ!絶対ダメ!もし酒飲ますのならお金は渡せられません!」
女性社員「・・・・・」
専務「これはうちだけじゃなく他の会社でも決まってることだから!今度の旅行でも飲ませたらダメだからね!」
女性社員「・・・分かりました。考えます」
だいぶ言い合ってましたね。なにげに反発することが多い2人ですが今回は会社の飲み会で未成年にお酒を飲ますのか飲まさないのかでもめていました。
普通に考えて専務の意見の方が正しいです。当たり前のことです。未成年の飲酒は法律で禁止されているのですから。飲んだ側だけではなく飲ませた側にも処罰の対象となってしまいます。ましてや自分の会社内の飲み会での飲酒はなおさら良しとしないでしょう。
ではそれに反して女性社員の言い分はどうでしょう。
自分たちだけお酒飲んで飲ませないのは罪悪感が生まれるからおいしくお酒が飲めないというのと、
「なんだー!旅行でもダメって!じゃあ1人づつ付いて監視しろってか!あの人何言ってんの!?」
だいぶ口が悪くなってきてますね。ご機嫌斜めです。
そしてその言い分を僕に言われても困ります。どうしろと?
この発言に対して僕は一理あると思ってしまいました。
旅行は社員だけではなく下請けさんもくるので総勢40人ほどです。宴会会場での飲み会になるので新人君達は先輩にお酌しに行くこともあるでしょう。みんなバラバラに。
無理ですよね。
絶対に飲ませないなんて・・・ほんとに監視でもしな限りは。
新入生歓迎会の話に戻りますけど、女性社員はもう一人の幹事、大工さんと相談しました。
女性社員は、飲みじゃない普通のファミレスでご飯だけというのも提案しましたけど、大工さんは「ちょっとだけなら大丈夫だって!」という感じだそうでどうしても居酒屋にしたいそうです。
それ、その大工さんがただ飲みたいだけじゃね?と思ってしまいました。
マジかマジかと女性社員。
考えに考えたあげく、
なくなりましたね。新入生歓迎会。
理由は、専務を説得するのも、「飲ませません」と嘘ついて金だけとるのも、もうなんかめんどくさくなったから。
でも本当に飲みに行って新人君達に何かあったら専務の面目も丸つぶれですし、親御さんにも顔向けできません。
これでよかったのかもしれませんね。
そして社員旅行
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最初の難関は京都の黄桜伏見蔵に見学しに行ったときのことです。お酒の提供スペースがあったんですよね。
提供と言ってもお金を払って飲ませてもらえるというもので、一杯100円から、高いもので一杯800円の高級日本酒もありました。
そこで大工さんの1人が、
「おう、お前ら奢ってやるから飲め飲め!」と新人君達・・・そこにいたのは3人ですね。声をかけて提供スペースに連れて行きました。
「あ、ちょ・・・この子らまだ未成年ですよ!」
僕は呼び止めます。
「別にいいがやー大丈夫だってば」
大工さんは言います。
「いや、ここ見られたら怒られますよ~」
焦る僕。
「いいわー俺が怒られるから、ほれお前の分も頼んでやるから」
と、その大工さんはなんと一杯で800円もする高級日本酒を全員分頼みました。
いやいやいやいやいや
くそが!
負けたよ!誘惑に!
とてもおいしゅうございました!ありがとうございます!
頼んじゃったものは仕方がないです・・・新人君達も飲んでしまいました。
その光景を他の社員に見られてしまったわけですけど。
「おいー!酒飲ませただろー!」
そうなりますよね。
「いやー僕は止めたんですけどねえ」
「お前も酒飲んでたじゃねえか」
「飲んでたというか・・・飲まれた的な?流れに」
「何言ってんだお前」
そうなりますよね。
他にも料理のたびビールがついてるものですから、誰も見てないとこでこっそり他の下請けさんがビールを飲め飲めやってるところを目撃してしまいました。
席が遠かったら仕方ないですが、近い場合は「すいませんあまり飲ませないでください」と制止するの大変でしたよ。
夜の宴会の時もコンパニオンが新人君達にビールをつぎに来たのでその前より先に「この子達はお茶でお願いします!」って言ったりね。大変でしたよ。
別に僕は聖人ぶって止めているわけではなくて、別に隠れて飲むならそれはそれでいいと思うんですよ。うん羽目を外さなければ。でも、
近くにいながら止めなかった僕が怒られるのが嫌なんです!
ただそれだけ-。
勝手に飲んで捕まるのはその未成年が悪いだけです。でも会社に迷惑かけるのはやめましょ。
会社側が未成年社員にお酒を飲ませた場合の責任は?
当然あります。
「会社の飲み会で未成年の飲酒はありなのか問題!責任はどうなる!?」みたいなふざけたタイトルにしましたけど分かってますよ。そんなのダメに決まっています。
アルコールハラスメントと言われるものが存在するんですよ。アルハラです。アルコールに関する嫌がらせ全般を指します。
飲酒を強要したら強要罪になりますし、酔いつぶす行為は過失傷害罪にあたります。さらに未成年を放置したまま立ち去ったら保護責任者遺棄罪に問われます。
アルコールが発端となりいろんな犯罪が起こるケースもあるということです。
未成年から訴えられれば終わりですからね。会社としての格も下がることになります。もしも未成年を泥酔させて死亡なんかさせた場合は大問題です。莫大な損害賠償が発生します。
肝に銘じておきましょう。未成年側がはっきり「飲みません」と意思表示すればその意に反して飲ませたらそれは立派な犯罪です。
だからといって合意の上だったらいいわけではないですけどね。
まとめ
社会人になるとお酒の付き合いは必然的におこなわれます。飲み会で仕事仲間と親しくなったり、普段話せないことも相談できるかもしれません。
ですが、やはり未成年者にお酒を勧めるのはあってはならないと思います。いろいろ言いましたけども。
問題にするまでもなく未成年の飲酒はダメに決まっています。酒を勧めちゃあだめですよ勧めちゃ。
他の会社ではどんな感じなんですかね?やはり会社の飲み会であろうと未成年の飲酒はダメ絶対という感じですかね。それとも飲め飲め系なデタラメ会社ですか?
うちの会社の人はそこまで強く強要する人はいません。・・・いないと信じたいですが。中には拒否しても拒否しても飲ませようとする上司もいるかもしれません。
ひどいと「飲まないと給料下げるぞ!」とか「クビにするぞ!」とか言われる場合も。そこまで行けばただのパワハラです。別の上司に相談するか、いっそそんな会社辞めてしまうかしかないですね。
未成年の皆さんは、はっきりと飲まない意思を伝えるのが大切かと。
お酒は二十歳になってから!
呑んでも呑まれるな!
あれ・・・?何か違う・・・