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本当は怖い青髯!グリム童話からも除去されたその真実とは

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グリム童話から除去された青髯のイラスト

どうもiwakoです。

久々に本当は怖いシリーズ。

皆さんは青髯という童話をご存じでしょうか。

おそらくそこまで知名度は高くないと思います。絵本などで現代まで伝わっている童話と言えば、赤ずきん、シンデレラ、白雪姫などグリム童話に収録されていた話が多いからです。

青髯の話はメルヘン集であるペロー童話に収録されています。グリム童話の初版にも収録されていましたけど2版以降には除去されてしまいました。全体的に残虐性のある話のためだと言われています。

 

今日はそんな青髯の猟奇的な話をします。

 

ペロー版青髯のあらすじ

ある所に父親と2人の息子、2人の娘と暮らしていました。

 

お金持ちの青い髭をした男が姉妹のうちの妹に一目惚れして嫁にしてほしいと言ってきました。

しかし青い髭の風貌から周りからは「青髯」と恐れられていて、今まで何人もと結婚をしてはその妻が行方不明になっているという噂が流れていたので最初は娘も結婚を嫌がっていました。

しかし熱意に負けて結婚を承諾してしまいました。

 

青髯の家は宝石、衣服など今まで見たことのないものばかりで不自由ない生活が始まりました。

ある日のこと、青髯はしばらく旅に出ると出かけていきました。その際に「金色の鍵の部屋だけは絶対に入ってはいけない」と家の鍵を全部預けてでていきました。

 

青髯がいないので部屋を見て回ったりして青髯のいない生活を満喫しました。

 

しかし「入ってはいけない部屋」のことを思いだし、だんだんと気になりました。

好奇心に負け、娘は期待に胸を膨らませながらその部屋の鍵をあけます。

 

そ~っと扉をあけ中に入ります。

 

ポチャリと天井から赤い何かが落ちてきます。

 

腐ったような臭いもします。

 

部屋を見た娘は悲鳴をあげました。

 

部屋中には大量の女性の死体が壁に吊り下がっていたのですから。

 

天井、壁、床は血だらけです。

 

これは過去の妻達の姿だと気づきました。

 

娘は恐ろしくなって手が震え、部屋の鍵を血だまりに落としてしまいました。

慌てて鍵の血を拭き取ろうとするも落とせません。どんなに頑張って拭いても綺麗にはなりませんでした。鍵には1度ついた血は取れない魔法がかかっていました。

 

娘は干し草の中に鍵を隠しました。干し草が血を吸ってくれると思ったからです。

 

翌日、青髯が帰ってきました。

 

青髯に鍵を全て返しましたが。金色の鍵だけないことに気づかれてしまいました。

 

「お前、あの部屋を見たな?」

 

青髯はそう言うと娘を殺そうとしました。娘は言い訳をしましたが聞き入れてもらえません。

 

娘は言いました。「死ぬ前にお祈りをさせてほしい」と。

 

今日は2人の兄たちが訪問してくるという約束があります。兄たちが早く来てくれることを願って祈り続けました。

 

そして娘が殺されそうになったその瞬間、2人の兄たちが駆けつけて、青髯は剣で貫かれ殺されました。

 

娘と兄たちは青髯の遺産を手に入れ、その財産を兄と姉のために使いました。

 

青髯のモデル

青髯のモデルはフランス百年戦争においてジャンルダルクの戦友、貴族にして軍人であるジル・ド・レという説があります。

ジル・ド・レは「国の英雄」と言われるまで百年戦争に貢献しましたが、ジャンルダルクが異端として火炙りになった悲しみから異変が起こりました。ジャンルダルクの命を奪った世の中を許すまいと黒魔術にのめり込みます。

悪魔の生け贄として一人の少年の命を奪いました。それが引き金となりジル・ド・レの行為はエスカレート、たくさんの数の少年少女を誘拐しては殺害しました。時には天井から吊して、時には生きたまま首を切って、時には首を並べて楽しみました。自分の性的欲求を満たす道具としても扱いました。その犠牲者は300人以上。

やがてジルは捕らえられて絞首刑になりました。

 

青髯よりも極悪非道な話ですね。でもこれは事実です。国に裏切られたとジル・ド・レはおかしくなり殺人を犯してしまう。

青髯の話では開けちゃいけない扉を娘が開けてしまって「裏切られた!」と思ってその妻を殺し新しい妻を探していてそれを繰り返しているという説もあります。

ジル・ド・レの国の裏切りと重ね合わせて、妻に裏切られた青髯が生まれたんですかね。無理矢理解釈すると。

しかしその場合一番最初の妻はなぜ殺されたのかが気になるところです。

 

まとめ

青髯の話はペロー版で除去されたグリム童話版は娘の姉は登場しない、そして兄は2人ではなく3人、ペロー版では血を拭き取れない理由が魔法がかかっているからと明確に説明されていますけどグリム版は説明されていないなどの細かい違いはあるものの話の流れは同じです。

 

青髯・・・なかなか怖い童話ですね。

でもこの話は青髯の残虐性そのものよりも、娘の好奇心によって起こった行動から違反を犯して後悔するという教訓として書かれています。

 

不可解な点はありますけどね。

なぜ金色の鍵には魔法がかかっていたのか、青髯はなぜ元妻達を処分せずに吊していたのか、そもそも青髯とは何者だったのか・・・。

一説のように裏切った妻を殺しただけなのか、殺人鬼だったのか、もしくは元妻の死体をコレクションしていたのか・・・どれにしてもサイコパスには変わりありませんね。

 

本当は怖いグリム童話はこちら。

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