人生の物語を楽しむブログ!ネガティブ・ライト

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改変童話白雪姫-あるお姫様の物語-

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真実の鏡

一つの国がありました。一人のお姫様もそこにいました。


お姫様は自分の可愛さに絶対の自信をもっています。


ある日、問いに答えてくれるという魔法の鏡を旅の商人から譲り受けました。


お姫様はワクワクしながら

「鏡よ この世で一番かわいいのはだれ?」と聞くと


『この世で一番かわいいのは北の国の白雪姫でございます』鏡は答えました

「白雪姫?あんな人に媚びを売っているような小娘に私が劣るはずない、何かの間違いね この鏡壊れてるのかしら?」 お姫様は言いました。

 

「鏡よ この世でもっとも美しいのはだれ?」 続けて鏡に問いました

 

『この世でもっとも美しいのは南の国の黒雪姫でございます』鏡は答えました

「なぜ黒雪姫なの!?あれはただ化粧が濃いアバズレじゃない 私のほうが美しいに決まってるわ!」 お姫様は困惑しました

 

「鏡よ この世でもっとも人を惹きつける魅力ががあるのはだれ?」続けて鏡に問いました

 

『この世でもっとも人を惹きつける魅力ががあるのは西の国の赤雪姫でございます』

鏡は答えました

「赤雪姫ですって〜!!国民を奴隷にしてこき使ってるようなやつが何で私より魅力があるのよ!」 お姫様は怒りました

 

「ゆるせないわ! 私より優れているなんて」
「そうだ あいつらがいなくなればいいじゃない 簡単なことよ」

そう 薄ら笑いを浮かべるとお姫様は漁師を呼びつけ 白雪姫を暗殺しにいかせました

「あっしにまかしときなせぇ!かならず白雪姫の首をとってきやすぜ」
漁師は自信満々に白雪姫のいる北の国へ行きました  

 

しかし漁師は戻ってきません 何日も 何日も

 

「ちょっと!なんで戻ってこないのよ! 全く役にたたないわね!こうなれば私自ら行ってあげるわ!」 変装したお姫様は物売りに変装し 北の国へ向かいました。

 

 

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白雪姫と7人の小人たち

「いたわ白雪姫!ようし 腰ひもを売りつけるふりして首をしめて殺してあげる」

北の国の小さな森に真っ白い肌の白雪姫がいました どうやらお花を摘みに来ていたようです

 

「お嬢さんお嬢さん新しい腰ひもはいらないかい?」

と 白雪姫に近づきました

 

すると森の陰から何やら飛び出してきました。

 

「白雪姫に手をだすなー!」
「何か持ってるぞ!うばいとれー。」
「白雪姫は僕たちの恩人!手を出させない!」
「絶対守るぞ!我が白雪姫親衛隊の名にかけて!」
「とりおさえろー!身ぐるみをはげー!」
「敵襲!敵襲だー!」
「白雪姫は下がっててくだされ!」


たくさん子供が変装しお姫様に襲いかかりました

「何!?何!?何なの!?ちょっと待って、痛い痛い!わ 私はただの物売りよ!やめて、叩かないで!髪の毛引っ張らないで、服も伸びちゃう!」

変装したお姫様は痛い痛いと地べたに這いつくばりました。その目には涙がたまっています 何が起こっているのかわかりません

 

「もうやめてください!小人のみなさん! もう傷つけてはだめです」


白雪姫は止めにかかりました 「7人の・・・小人たち・・・」
変装したお姫様は思いました。


そういえば聞いたことがある 白雪姫に常時付き従っている7人の小人たちの存在を 白雪姫にちょっかいをだしたものは全員 痛い目を見ていることを

 

「ごめんなさい 私のお友達が酷いことをして 大変!今すぐ手当てしなければ 」
白雪姫は手を差し伸べました 変装したお姫様はその手を払いのけました

 

「うるさいうるさい!ただものを売りにきただけだって言ったでしょう そうやって優しい顔をしてたらなんでも許されると思うの?」

変装したお姫様はボロボロの格好で言います。

 

「ほんとうにごめんなさい でも彼らのことは許してください 私の身を案じてやったことで悪気があってやったことじゃありません 小人の皆さん 今日はもう大丈夫です ありがとうございました」
白雪姫がそう言うと7人の小人は森の奥へ消えて行きました

 

変装したお姫様はこれはチャンスと思い カゴに入った腰ひもを握りしめました


「まあ 素敵な腰ひもですこと おひとつ売ってくださいますか?」
白雪姫は笑顔でいいました

 

「わかったわ あの世への手土産に持たせてあげる 死ねっ白雪姫!!」
まず治療が先だろと思いましたが 変装したお姫様はそういうと腰ひもで白雪姫の首を締めました

 

白雪姫は首に巻かれた腰ひもを握り 苦しくなり 悶えました が 白雪姫は 変装したお姫様の手首を掴み ゆっくりと自分の首から引き離していくのです

変装したお姫様が計算外だったことは なかなか首を締め落とすことはできなかったようで 死なずに 白雪姫のほうが力があったということでした

 

「な…なんでこんな酷いことをするのですか?ひ・・・酷いです・・・酷いですよぅ」 白雪姫は咳き込みながらその場にうずくまりました

 

「あ・・・」
変装したお姫様は計画が失敗したことへのショックでどうしていいかわかりません もう一度絞めてやろうか それとも一度逃げたほうがいいかと考えをまとめようとしたその時 白雪姫は泣きました

 

「うわあああん!酷いですよー!!首が痛いですうううわああああん!お父様ー!お母様ー!」

白雪姫は森中響き渡るような大声で泣き続けました

 

「バ バカ!ちょっと泣かないでよそんな大声で!」

変装したお姫様は困りましたが しかし白雪姫は泣きやみませんでした

 

  カチャリッ!

後ろから何やら音が聞こえました


「手をあげなあ そして今すぐ白雪姫様から離れなせえ!」

後ろにいるので顔はわかりませんが どうやら妙齢の男が銃口をつきつけているようです


しかし変装したお姫様には 聞き覚えのある声でした

 

「白雪姫を泣かせやがって!脳天にガザ穴ぶち込んでやろうかい!」

男がそんな物騒なことを言うと

 

「や・・・やめてください・・・漁師さん・・・ヒックッ・・・・殺し・・・殺してはダメ・・・ですぅヒックッ・・・」
白雪姫は泣きながらお願いしました

 

「やっぱり・・・!!」
やっぱり漁師かと言いかけて変装したお姫様は口を紡ぎました


そうです 白雪姫を暗殺しに行かせたはずの漁師がそこにはいました


「おっとお妙な動きするんじゃないぞ 安心しなせぇ 白雪姫様 あっしはあなたのあどけない笑顔に救われた身 もう二度と人殺しはしねえと誓いやした 」

お前に何があったんだよ!と変装したお姫様は心の底から思いました 」

 

おい フードの女 よかったなあ  白雪姫様の御心に感謝しろよ ただし この国には二度と近付くな!後ろを振り返らずそのままでて行きなせえ!! 」

 

    お姫様は後ろを振り返ることなく森の外までていきました


「くそっなんで私がこんなめに・・・!」

 

しかしこれで諦める変装したお姫様ではありません

 

「次こそは・・・次こそは・・・次は・・・黒雪姫のところだ あのアバズレを・・・殺してやる」

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黒雪姫と美しいドレス

お姫様は南の国へ行きました

 

「怪しいやつめ!姫様に会われるなど言語道断!何の目的があってここに来た!」

しかしお城の入り口で  門番に止められてしまったのです

 

「ですから!私はこの髪の毛が輝くように美しくなると言われているくしを買っていただきたいと思い来たんですよ!」

 

「おい  余計あやしいぞ」

 

「ああ  どうする突っ返すか?姫様に報告するか?」

門番たちはボソボソと相談し始めました

 

「で…でしたらあなた方が買ってください…後で黒雪姫様に渡していただければよいので・・・」

変装したお姫様は焦りながら言いましたが  門番たちは怪訝な顔をしたままです  

 

「よい」

と  どこからともなく声が聞こえました

 

その瞬間  大きな扉が勢いよく開きました

そしてそこには黒く美しい長い髪の毛に黒いドレスに身にまとった人間が立っていました

 

「こ  これは姫様!」

門番は頭を下げ  道を空けました その人こそが黒雪姫  この国を担うお姫様です

 

「お主が物売りか?なんでも大層なくしを持っておるらしの」

黒雪姫は言いました。

 

「あ  そうです!みてくださいこのくしを!他では手に入らない宝石が埋め込まれていて 毛をとくとなんとなんと!髪の毛は金色の輝きを放ち  見るものすべてを魅力すると伝え聞いています」

変装したお姫様は説明しました (うふふ さあ手にとって使うといいわ くしに塗ってある毒が頭から全身にまわり あっという間にお陀仏さ) 心の中ではこんなことを思っていました

 

「いらんな 宝石なら城中ごろごろしておるし  元より国民はすべて私の美しさに見とれておる」
「とんだ期待ハズレだの」
と 黒雪姫は呆れたように言いました

 

「し しかしこのくしは世界一の職人が丹精込めて作り上げ、この世に2つとないそれはそれは貴重なくしでして…」
とにかく思いついたことをぺらぺらと話す物売りに変装したお姫様


「いらんというておろう それよりお主…」
黒雪姫は変装したお姫様に顔を近ずけました (う…近い…でも…美しい…)

 

変装したお姫様は黒雪姫の美貌に見とれてしまいました

 

「よく見ると服がボロボロ 髪もボサボサ そのなりでよくこの国に入ってこれたの どこの貧民じゃ?」
黒雪姫は言いました

 (ひ・・・貧民!?この!私が!貧民ですって~!?)


はっと我に返った変装したお姫様はすごく屈辱的な気持ちになりました

 

「決めたぞ 皆の者!この者を私の部屋に案内するのだ!」
黒雪姫は手をかざし部屋に案内するよう促しました

 

「よいのですか!姫様!」
「もし姫様に何かあったら…!」
番兵や家来たちがどよめきました

 

「案ずるな こやつは悪い者ではない」
姫様は言いましたが 物売りに変装したお姫様は(いや あんたを殺しに来たんだよ)
と思いつつも変装したお姫様は大きな部屋に案内されました

 

そして黒雪姫の部屋で 綺麗なドレス姿に着せ替えられたのです

 

「ふむ よく似合っておるのう!まるで姫のようではないか!」
黒雪姫は満足したようにいいました

 

「え!な・・・何を言ってるのですか!?そ・・・それよりついにくしを買っていただける気になったのですね!」
変装したお姫様は一瞬ドキッとしましたが 自分の成すべきことも忘れません

 

「何度も言わすな いらんものはいらん お主をここに呼んだのは着替えさせるためだけじゃ その姿で国をうろつかれてはこの国の品格を落とすことになるからの」
黒雪姫はまたもや顔を近づけてきました

 

「大方普通のくしを髪が金色に輝くなどと嘘をついて高く売りつける腹であろう よくいるのだ そのような怪しい商人が」
「売りつけるなら白雪の腹黒娘か赤雪の戦争女がよいぞ 特に赤雪姫は物資調達と称して国民たちから金品を奪い取っているそうじゃ この国まで噂は届いておるくらいだからな 全くひどいことをしおるの 少しは痛い目にあったほうがいいかもしれん」
黒雪姫はずかずかと話しながら歩み寄りながら言います

 

「い いえ けして嘘などでは・・・」
変装したお姫様は目を逸らしました 「まあよい 通報したりはせんわ お主も仕事だからの もう行ってよいぞ そのドレスはせめてものせんべつじゃ 売れば少しは金になろう 持ってゆけ」
黒雪姫は慈愛の心で話しかけます 

 

そこで

「ああそうじゃ せっかく着替えたのだからその髪の毛もなんとかしなくてはの どれ そのくしを貸してみい 私がといてやろう」
黒雪姫はなんとあろうことか毒を塗りこんであるくしを使い変装したお姫様の髪の毛をとくというのです

 

「へ!?い!?いや!いや!いいです!私はこのままで大丈夫です わわわ私なんかより黒雪姫様が・・・」
変装したお姫様は戸惑いと動揺を隠せません

 

「なに遠慮することはない こうみえても私はとくのうまいぞ? そうだの もし本当に髪の毛が黄金に輝いたらこのくしを買うてやろう どうじゃ?ほれれほれはよ貸さんか」
黒雪姫はじりじり近づきながら手を差し伸べます なんだか嬉しそうです

 

「いやでも・・・これは売り物ですし・・・あの・・・その・・・いや・・・やめて!これは・・・ご・・・ごめんなさいいいいいいいい!!」

  変装したお姫様は青ざめた様子で 慌てて部屋の外へ逃げ出しました 黒雪姫がぽつんと一人取り残されました  

 

「なんじゃ やはり嘘だったかの」

そうつぶやきました  

 

 

そして城から 逃げ国からも逃げました


変装したお姫様が次に向かうのは 西の国の赤雪姫のところです

 

「はあ・・・はあ・・・屈辱的だ!私がまるで弄ばれてるようじゃないか!残りは・・・赤雪姫か・・・はあ・・・この格好だしなあ・・・物売りで通るかしら」

変装したお姫様は 毒を練りこんだりんごを何も言わずに渡すことに決めました

 

「黒雪姫のときはくしの説明を大げさにしたから怪しまれたのよ 何も説明することはないし売ることはない このまま普通に渡せばいいのよ ふふふふ」
と さっきまで落胆していたのが嘘のように明るくなりました

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赤雪姫と魔女と呼ばれる女の子

変装したお姫様はついに西の国へたどり着きました 門をくぐり大きい広場にでると何やら演説が行われています


「この世界で一番の金持ちは誰だ!」
「「「それはあなた様でございます!」」」
「この世界で一番美しいのは誰だ!」
「「「それはあなた様でございます!」」」
「この世界で一番強いのは誰だ!」
「「「それはあなた様でございます!」」」
「そう私!赤雪姫だ!!みんなわかってるじゃねえか!だから偉い!だからみんな逆らえない!それじゃあいっちょ私に貢いでくれよ!」

赤雪姫と言われる人の周りには列ができ 一人一人貢ぎ物を渡しています


変装したお姫様は見てはいけないものを見た気分になり 黒雪姫の言っていたことはこうゆうことかと心の底から思いました


でもこれは変装したお姫様にとってチャンスです 

 

この流れに乗じて毒りんごを渡せばいいだけですから

 

しかし変装したお姫様は少し弱腰になっており もう失敗はゴメンだと ある程度赤雪姫の情報を得ようと考えました

 

「こんにちは 旅の者です 赤雪姫様はいつもこうやって民からお金やモノを貰っているのですか?」
広場にいた家族に声をかけました

 

「なんだ君は この国は初めてなのかい?そうとも 昔からこの国は隣国との戦争が多くてね まあ姫様の性格のせいもあるけど ああやって物資調達をして 戦争のせいで苦しんでいる人に少しでも給金や食べ物を援助しているのさ」
家族の父親は言いました


「他の国では国民から奪い取ってる!なんていう人もいるけどそんなことはない素晴らしい人よ なにせ自ら前線にたって戦ってるんだから 真っ赤に燃える鉄の靴を履いて敵の蹴り倒すお姿はいつ見てもしびれるわ~」

家族の母親は言いました


「戦うおひめさま!すっごく強くてかっこいいんだよ~!」
家族の子供は言いました どうやら自分で国を相手に戦っている様です

 

次は一人の青年に声をかけました

 「もしもし こんにちは 貢物でりんごがあるのだけれど 姫様は食べてくれますかね」

それとなく聞きました

 


「はっはっは!姫様宛か!大丈夫だよ 姫様は男女問わず人気が高いからこれを機にプレゼントを渡す人もいるんだよ 姫様宛というならもらってくれるさ 何を隠そう俺も今日花束を渡すつもりなんだよね へへへ」

お前のことは聞いてねえよと思いました

 

「ふーんあのお姫様 噂と違って慕われてんのね」
「でもそうか よし思ったよりも簡単に渡せそうだ」

変装したお姫様は決意を固めて赤雪姫の元へ行きました

 

「なんだお前見ない顔だな」
赤雪姫は言います

 

「赤雪姫様に一度お会いしたいと思い近くの国からきました これを赤雪姫様に食べてもらいたくて どうぞうちの実家でとれたりんごでございます」
変装したお姫様は深々と頭を下げりんごのはいったバスケットを渡します


「私にか?お!これはうまそうなりんごだなあ!じゃあありがたくもらうぜー!」
赤雪姫はりんごを手に取りそのまま口に運びました

 

(やった!死んだ!)

変装したお姫様はそう確信しました  

 

「この匂い・・・毒が入っているぞ?」  

赤雪姫はりんごをかじる手前で手を止め 変装したお姫様を睨みつけます  

 

「・・・え?・・・・え!?」

変装したお姫様は何を言われたかずぐにはわかりませんでした

 

「おい!毒だ!こいつ!毒で私を殺そうとしやがった!誰かこいつをひっとらえて縛りあげろ!!」
赤雪姫がそう言うと 民衆の中から兵士が現れて変装をしたお姫様を取り囲みます

 

「ちょ・・・ちょっと待ってください!毒だなんて・・・は・・・入ってませんよ!なんでそんなことわかるんですか!?」
変装したお姫様は戸惑いながらも焦りながらも赤雪姫にもの申します

 

「わかるんだよ私には 何十回と戦争をして 戦ってきたからな その中で毒殺されそうになることも多々あった・・・覚えちまったよ・・・毒の匂いも味も」
赤雪姫は話しました 

 

そして兵士に机と椅子を持ってこさせ 変装したお姫様を後ろで手首を縛り上げ椅子に座らせたのです


(また・・・失敗した・・・!失敗した!!)

変装したお姫様は心の中で叫びました

 

「どこのスパイか・・・もしくは魔女か・・・知らねえけどな 私を暗殺しようとした罪は重いぞ」
赤雪姫は見下して言います

 

「魔女だ・・・なんて・・・そんな・・・ちが・・・う」
変装したお姫様は弁解しようと思いましたが うまく言葉が出てきません

 

「何とでも今のうちに言えよ どうせ喋れなくなる お前にはこの毒りんごを食べてもらうんだからな」

そう言うと机の上には皿に乗せた切ったりんごをだされました

「これが何かわかるか?お前が私に差し出そうとしたりんごだ 毒じゃないと言うなら食べても大丈夫だよな」
りんごを指差しながら赤雪姫は言います

 

(同じだ 黒雪姫の時と でも違う 違うのは 私は今殺されようとしている この赤雪姫は本気だ!!)

黒雪姫のことを思い返しました

 

「だいたいお前・・・民衆の前で私を殺そうとするとは何を考えてやがる その後捕まるのはお前だぜ?馬鹿だろ」
赤雪姫は呆れたような口調で言いました

 

「・・・・・・!!」
変装したお姫様はもう言葉になりません

殺すことに先走って たしかに後のことを考えてなかったのは事実ですから

 

「ふん もう思い残すことはないな では魔女狩り決行だ 食べてもらうぞ」
赤雪姫自らフォークでりんごを突き刺し変装をしたお姫様の口に入れようとしました


(だ・・・だいたいこんなひどい仕打ちを国民の前で見せつけて 国民が黙っているわけ・・・ないわ・・・そうよ これで赤雪姫の評価は落ちるはずよ そう・・・誰かがきっと 助けてくれる 可哀想な私を助けてくれる)
願いました きっと国民が助けてくれると


しかし  

「さすが姫様だ!族の罠を見破るなんて!」
「可愛らしいなりして中身は魔女よ 魔女の子よ!」
「そんな魔女は殺されて当然だー!やっちまえ姫様!」
「さすが戦うお姫様の異名は伊達じゃないぜ!」
「赤雪姫様かっこいい~!!」
「「「赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!赤雪姫!」」」
  まるで国民が一体化したように赤雪姫のコールが国全体に響き渡ります  

 

(ああ


この国は


狂っている)
 
変装をしたお姫様はそう思いました  

 

(こんな・・・)
 
(こんなこと・・・わたしは・・・!)


 
「わ・・・私は・・・私は・・・東の国の 青雪姫だ!!ひ・・・控えろ!こんなことして・・・ただで済むと思うなよ!!!」
 
変装したお姫様 青雪姫と名乗った彼女は叫びました できる限りの大声で 叫びました
 
辺り一帯静まり返りました

 


 

「知らねえよそんなやつ 死ね」

りんごを口に入れられました  

 


知らねえ か
 
私が他より優れてない理由 わかった気がする
 
家来が少なく城からほとんどでなかったからだ
 
知名度がない
 
かわいさも


美しさも


人を惹きつける魅力も
 
人からの支持を得てこそ成り立つものだ


そうか


それだけのことだったのか
 
寂しい


なんて寂しい人生を送ってきたのだろう
 
もう少し生きたかったなあ


 
青雪姫は 死ぬ間際に思いました

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王子様と青雪姫

「この魔女どうしますか?」
兵士は言いました

 

「私が国の外に捨ててきてやるよ 野鳥の餌にでもさせればいい」
赤雪姫が死んだ青雪姫を担いで国の外に向かいました    

 

 

 

「まて どうせ捨てるなら 僕に譲ってはくれないだろうか」
赤雪姫が国の外に出た途端 誰かが声をかけました

 

「お前は・・・となりの国の王子か なんで王子様が一人で家臣もつけないでこんなとこにいるんだ?」
赤雪姫は止まります

 

「それはお互い様じゃないか赤雪姫 僕は旅が好きなんだ」
「そこでたまたま近くを通りかかったら 若い女性が死んだという情報を得てね いてもたってもいられなくなったというわけさ」
王子と言われた青年はニコニコしながら話します

 

「・・・ほらよ」 赤雪姫は青雪姫の亡骸を投げ捨てます

 

「おお なんて可愛く 美しく 惹きつける魅力のある娘なんだ 今まで死んだ女たちの中で死に顔が一番綺麗だぞ!なあ この者の名を教えてくれ」
王子は青雪姫の亡骸に顔を覗かせて言います

 

「さあ 東の国の青雪姫と名乗っていたが・・・そんな姫聞いたことないよな」
赤雪姫は答えます

 

「青雪姫・・・青雪姫!なるほど!顔が青ざめているから青雪姫というのだな!」
王子は真剣な顔をして言います

 

「・・・違うと思うが・・・そういや東の国の端っこに古いお城が建っていたな・・・まさかあそこに人が住んでいたのか・・・?」
「別に持ってくのは構わんが そいつをどうするつもりだよ いい噂を聞かないぞお前」
赤雪姫は怪訝な顔をして王子に問いかけます


「僕の王妃として迎え入れようと思う こんなに胸が高まり 一緒に生涯暮らしたいと思ったのは初めてだ 君も死んでくれたらきっと僕のコレクションには入ると思うのに まだまだ先の話になりそうだな」

王子は青雪姫の亡骸を抱きしめました

 

「お前のモノになるなんて吐き気がするな 私は死なねえよ まったく・・・お前みたいなやつがいるから戦争が起きるんだ」
赤雪姫は呆れながら言います

 

「ははは それもお互い様だな 赤雪姫 君はただ戦争をしたいだけだろう 戦っている時が一番快感を感じるんだ 違うかい?」
王子は高らかに笑います

 

「ふんっ」
赤雪姫はぷいっと踵をかえします

 

「でももう大丈夫だ 僕はもう戦争は起こさない こんな綺麗な王妃を手に入れたのだから」
王子は青雪姫の亡骸に頬ずりしながら言います

 

「お前と話してると気分が悪くなるから 帰るぞ私は」
赤雪姫は国の中に歩き出しました

 

「ああ!ありがとう!披露宴では真っ赤に焼けた鉄の靴を履いて踊ってくれよ!きっと盛り上がるぞ」
王子は叫びました

 

「私がそんなのにでると思うか?どうぞお幸せに」
赤雪姫は去りながら手を振り国中へ消えていきました  

 


  「ふむ 実に清々しい さあ青雪姫 帰りましょう 僕たちの国へ」
王子は青雪姫の亡骸を腕に抱きかかえ自分の国へ 帰って行きます    

 

 

 

この世で一番可愛い白雪姫


この世で一番美しい黒雪姫


この世で一番惹きつける魅力のある赤雪姫

 


そして


この世で一番死に顔が綺麗な青雪姫

 


これはそんなお姫様たちの物語
 

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余談-グリム童話白雪姫との違い-

ここまで読んでくれた皆さん。

え?暇なんですか?(笑)

 

ここまで飛ばした皆さん。

あ・・・そう・・・べ、別にいいんですけどね・・・うん・・・しょーもない話ですし・・・いや・・・ほんとに・・・こんな記事・・・ぐすっ・・・読んでくれなくて別にいいもん。

 

というわけでこんなお話も書きます。最近時間がなくてかけませんどうしよう。どうしようもない。

以下、お話の説明。

 

有名な童話白雪姫を自分の解釈の元好きに書かせてもらいました。というか全くの別物になりました。

登場人物が多いせいでちょっと長めのお話になってしまいました。
元の白雪姫と比べると一応登場人物と毒リンゴなどのアイテムはある程度出しましたけどそれくらいですね。共通点は。まず主人公が白雪姫じゃありません。青雪姫って最後まで名前を出さなかったのは何とか姫がたくさん出てくるのでどっちが主人公かわからなくなり主人公が目立たなくなってしまうからです。
個人的には黒雪姫が書いてて楽しかったです。人におしゃれをするこでわくわくしてるのはかわいいと思います。

あと青雪姫のドジっぽさ加減もうまく表現できたかなとも思います。そこはかわいいです。

 

王子様の変態っぷりは白雪姫の一説によれば王子様は死体愛好家と言われてるらしくて、そこからとりました。
このお話しには書き終わってすごく満足しています!